1月12日札幌大倉山ジャンプ競技場にて「第40回HTBカップ国際スキージャンプ競技大会」が開催され、昨日同様チーム土屋からは葛西監督と吉岡選手が出場。ファーストラウンド135.0mを飛んだ葛西監督に着地後転倒というアクシデントが。果たして…
今日の大倉山は風も穏やかで絶好のジャンプ日和。昨日までの低温も緩み穏やかに試合が進行していった。昨日は僅か2ポイント差で優勝を逃した葛西監督。「今日こそは」と応援にも力が入る。
ファーストラウンド、56番のデシュヴァンデン・グレゴール選手(SUI)が135.5mを飛び首位に、その後66番のイングバルドセン・オレ・マリウス選手(NOR)が134.0mながら140.7ポイントの高得点で首位に着け、スタート順最後の葛西監督にプレッシャーをかけた。
そして、葛西監督のスタート。きれいな飛型でどんどん距離を伸ばしていく。K点を大きく超え、歓声が上がる中テレマークをきっちり入れてのランディング。やったー!と思った次の瞬間、歓声がどよめきに… 軸足のスキーが横滑りをするような形で転倒。心配する声があちこちで上がった。無情にも「135.0m 120.5ポイント 15位」のコールが場内に流れた。
自らの脚でブレーキングトラックを出た葛西監督だったが、通路でしばらく倒れこむ姿が…大丈夫だろうか?関係者が駆け寄り声をかけている。その後立ち上がり控室へ戻っていった。大事に至らなければいいのだが。
一方、吉岡選手の1本目は123.5mのK点越えジャンプを見せるも、強敵揃いの本大会では21位での折り返し。年明けから発熱のトラブルもあり、なかなか本来のジャンプが戻らない吉岡選手。
葛西監督が出場できるか不安に思いながらファイナルラウンドを待つ。配られたスタートリストには「葛西紀明」の文字が。良かった…2本目を飛べる状態にあるということだけは間違いない。ただ、無理をしていなければいいのだが。
スタートゲートが21番から19番に下げられて始まったファイナルラウンド、吉岡選手は112.5m トータル215.8ポイント、29位に順位を落としてこの試合を終えた。明日以降の大会でのリベンジに期待したい。
135mを飛びながら前半15位となってしまった葛西監督、転倒の影響が心配される中ファイナルラウンドのスタートへ…
ファイナルラウンドのスタートについた葛西監督がスクリーンに映し出された
スタートを切った葛西監督は踏み切り後、周りの心配をよそにどんどん飛距離を伸ばしていく・・・・
ゲートが下がった分、飛距離が伸びない展開となった2本目だが、今日の葛西監督にはそんなことは関係ない様子。なんと129.5mを飛んでトータル253.1ポイント。なんと11人抜きで4位入賞してしまった。これには「すごい」のひとことのみ!
前半の着地は残念ではあったが、監督のポテンシャルの高さを改めて思い知らされた大会となった。そして、転び方も上手いなんて言ったらお叱りを受けるだろうか?
ただ、今日の影響が明日以降に残らないことを切に願う。
応援下さったみなさん、ありがとうございました。また、大変ご心配をおかけしました。
明日明後日も大倉山で連戦です。これからもチーム土屋をよろしくお願いします。
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