3月21日札幌大倉山ジャンプ競技場で行われた「第16回伊藤杯シーズンファイナル大倉山ナイタージャンプ大会」に吉岡選手、高橋選手、伊藤選手が出場。引退を決めた吉岡高橋両選手にとっては最後の大会であり、多くのファンや関係者が長年の労をねぎらい、別れを惜しんだ。
今シーズン、そして引退選手にとっては競技生活を締めくくるのに相応しい穏やかな天候となったこの日、吉岡選手と高橋選手は試技も含めた4本のジャンプを、惜しみつつも愉しげに飛んでいたのが印象的だった。
1本目の競技は予定どおり19時からスタート。女子組に出場した伊藤選手はいきなりこの日の最長不倒距離となる136mを飛び首位で折り返し。スタート位置が30番ゲートから28番ゲートに下がった2本目も唯一人のK点越えとなる121.5mを飛びトータル253.5ポイントで今シーズン最後の試合を優勝で飾った。
男子組では高橋選手が1本目117.5mを飛び10位タイで折り返し、2本目はこのラウンド6位の116.5mでトータル211.7ポイント、一つ順位を上げ9位に入り、「楽しいことばかりだった」という競技生活を締めくくった。
吉岡選手は1本目108.5m、2本目112mでトータル185.4ポイント、19位で28年に及ぶ競技生活にピリオドを打った。
試合後ファイナル恒例の引退選手によるラストジャンプが行われ、この日引退する5人の選手がそれぞれの想いを胸に大倉山の夜空に向け飛び立った。一人飛び終わるごとに胴上げが始まり、最後のジャンプを終えた選手の体が宙を舞った。今まで2本の板に命を預け、自らの技術と力で空を飛んでいた選手たちが、板を外し、仲間の力で高く舞い上がる姿を見に、本当にラストなんだと感じた。
ラストジャンプを終えた吉岡選手と高橋選手。伊藤選手も一緒に記念撮影!
多くのファンのみなさま関係者の方々からの花束や労いに感謝の気持ちを込めて応える吉岡選手と高橋選手
みなさん、今シーズンも応援ありがとうございます! 国内戦は終了し、残すは葛西監督のプラニッツア1試合となりました。
吉岡選手、高橋選手のラストジャンプの日がとうとう来てしまいました。今日の日が来るまで、訳もなく心配していましたが、二人の晴れやかな笑顔に安心することができました。
新たな一歩を踏み出す吉岡選手、高橋選手にあたたかいエールをよろしくお願い致します!!
吉岡選手、高橋選手
お疲れ様でした!!
なんだかレポ読んでて涙ぐんでしまいましたよ(>_<)
大倉山のドラマですね。