2月3日、昨日に引き続き宮の森ジャンプ競技場にて「FISジャンプワールドカップレディース2013札幌大会2日目」が開催。昨日16位だった伊藤有希選手。ホームである北海道でのワールドカップで、今日はどこまで順位を上げてくるのか?もちろん、チーム土屋は表彰台目指して全力でサポート!
昨日とは対照的に、低温・降雪というコンディションの宮の森。
それでも、トライアルラウンドは風も穏やかでスムーズに完了。このままの天候が続いてくれるといいのだが…
11時、ファーストラウンド開始。にわかに風が強まってきた。いやな予感…
そして2人目が飛んだところで中断。またも風が収まるのを待つことに…それにしても今日は寒い。
間もなくアナウンスがあり、ファーストラウンドは11時30分から仕切り直しに…飛び終えた2人ももう一度飛ぶことになった。
ジャンプの大会ではもうお馴染みなのだが、「アウトドアでの競技なので、競技の公平性と選手の安全のため」このような展開となるのは仕方ないのである。
さて、仕切り直しのファーストラウンド開始。なんとか風も弱まり、昨日よりは順調な展開。本日の伊藤選手のビブナンバーは22番。どんなジャンプを見せてくれるのか?今日も下川町応援団が熱いエールを送る。
下川町のみなさん、いつも本当に目立ってます。生まれ故郷の応援団。心温まる光景…
スタートした伊藤選手は力強く空中に飛び出し、安定した飛型をキープ。ランディングの瞬間、K点(90m)地点に降りたように見えたが、場内のコールは89.0m。惜しい…
ファイナルラウンド終了時点の伊藤選手は13位。この時点で、昨日の順位は上回った。
応援のみなさんも当然気合が入る。そうして迎えたファイナルラウンド。強風で何度も中断とテストジャンプを入れながらの展開のなか、18番スタートの伊藤選手の出番がやってきた。
雪が降る中でのスタート。前半の89.0mを越えるのはキビシイか?
スタートした伊藤選手は悪コンディションの中、踏切後安定した飛型でグングン飛距離を延ばす。
ランディングバーンに描かれた赤い直線に近づいていく伊藤選手。そして着地!今度はK点をクリアしたことがハッキリ見て取れた。
場内のコールは90.0m!電光掲示板に表示されたポイントはトータル218.7ポイント。この時点でのトップにつけた。残るは12人、果たして?
ラスト4人を残して、何度もテストジャンプを繰り返したファイナルラウンド終盤であったが、なんとか無事終了。伊藤選手は2つ順位を上げ11位で試合を終えた。
まだ高校生の伊藤選手。ワールドカップでの11位はすごい!これからの成長が本当に楽しみだと感じさせてくれた2日間だった。
寒い中応援されたみなさん、お疲れ様でした。今シーズンもいよいよクライマックスが近づいてきました。今月は世界選手権が開催されます。みんなでJapanを応援しましょう!
それでは、チーム土屋をこれからもよろしくお願いいたします。
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