士別市で開催された全日本サマーコンバインド朝日大会に高橋大斗選手がエントリー。ジャンプ転向後初のコンバインド競技出場となるものの、成年の部5位入賞を果たした。
試合前、「ローラースキーの練習は?」の問いに「全くしてません」と応えた高橋選手。シーズンオフは純ジャンプ選手としての体づくりとアプローチ姿勢の変更に重点を置いて取り組んできた。そうは言っても長年培ってきたコンバインドのノウハウでなんとか上位入賞を狙いたい。
今大会はマススタート方式。前半はローラースキー9km(3kmコースを3周)を行い、後半のジャンプ2本との合計ポイントで競い合う。そして、午前9:30 全員が一斉にスタートを切った。1週目、先頭集団に入りたいところだが思うようにスピードが出ない様子で、なかなか前に出られない。2周目に入っても状況は好転せず、むしろじわじわ離されていく苦しい展開に。
3周目に入る頃には先頭集団からだいぶ遅れてしまい、トレーニングなしでのローラスキーは、高橋選手自身も予想しなかったほどキツかったようだ。結局、前半は成年の部13名エントリー中12位という結果に。それでも、「後半は負けられないね」と声をかけると、ジャンプは負けられないという自負に満ちた表情で応えてくれた。
後半のジャンプは2本。その1本目は63m 67.2ポイントでトップ。前半とのポイント合計でも10位まで順位を上げた。
次は更に距離を伸ばしたいと臨んだ高橋選手だったが、本人曰く「失敗ジャンプ」となってしまった2本目は61.5mで63.6ポイント。しかし、終わってみると、これもトップ。キッチリ純ジャンプ選手としての面目を保ち、彼らしい笑顔も戻ってきた。
前半の12位から後半のジャンプで巻き返し、5位入賞を果たした高橋選手。明後日は名寄でジャンプの大会がある。新しい本業での活躍もぜひ期待したい。
大会リザルトはこちら -> 北海道朝日スキー連盟リザルトページ
応援いただいている皆さま、大会関係者の皆さまありがとうございました。
これからもチーム土屋をよろしくお願い致します。
まだコメントがありません