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土屋ホームスキー部【TEAM TSUCHIYA】

2013年12月24日

Iwase Report「伊藤有希・表彰台の向こうに見えるもの」

Iwase Report 伊藤有希編をお届けします。
今季の伊藤選手、混合団体のメンバーとして優勝、また個人でも自己最高位の6位に入るなど好調なスタートを切っています。

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北欧リレハンメルW杯(ノルウェー)で行なわれてたミックス団体で、見事優勝を遂げた伊藤有希。
先シーズン2月のバルディフィエンメ世界選手権で初めて行なわれた混合団体戦において金メダルを獲得してからの、連続ともいえる実力の勝利であった。


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翌日の女子個人開幕戦ノーマルヒルでは、一気にひとケタ入りが期待されたが、降雪によるアプローチのすべりにくさも影響してか、したたかに順位を落としていた。
「どうも、しっくりこなくて…」
少しだけ、目線を落とす素振りもあり、しかし、試合後にはしっかりとプレスに対して、さらにやるべきことを言い続ける。
先への希望と、そこまでやり遂げなければならないことなど、それはあくまで発展途上にあると。

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とことん学び続けようと貪欲なまでに努力する姿、ジャンプ競技に真正面から真摯に向かうそのひたむきな様に、心動かされるファンがたくさんいるのも当然だ。
「葛西監督やチームの先輩方の姿を見ているだけで、とても勉強になるんです」
この気持ちがある限り、どこまでも上昇できる逸材だ。
抜群の試合運びに、雪や風など諸条件の違い、それらを入念に捉えていけるのは、かつてスキー選手としてとして活躍をみせた両親から譲り受けた天性か。

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W杯2戦目のヒンターツァーテン(ドイツ)では6位に入る快挙を成し遂げたが、続く個人第3戦は24位に終わり、一瞬、自分を見つめ直すような仕草も見られた。
 
そのつねに前向きな気持ちは、はたで見ていても清々しささえ覚える。
 
もともと下川ジャンプ少年団のジュニア選手の頃から親しんできた下川流テクニックに、社会人となってからのフィンランド流テクニックがミックスされつつある現在。
それが完成型に近づいたときこそ、表彰台そして日本トップ2への道である。
 
なにもあせる必要はない、ケガなく、ひとつひとつステップを上り詰めるだけだ。
休養も充分に取りながらの試合出場に、しっかりとした筋力トレーニングから、技術にパワーとスピードが程よく組み込まれたバランスよいジャンプ、これが伊藤の持ち味でもある。
 
いずれ、それはまず国内のW杯か、表彰台での会心の笑顔があることだろう。
そのときは、きっと晴天の空に彼女の瞳が、きりりと輝きわたる。
 
今シーズンは、とみにそんな気がしてならない。

 

Photo & Text:岩瀬孝文

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