大倉山ジャンプ競技場でワールドカップ札幌大会2日目が開催され、昨日同様土屋ホームから葛西監督と高橋大斗選手が出場した。札幌でのW杯優勝を狙う葛西監督の勝利の行方は如何に?
朝9時に予定されていた予選に向け準備をしていた8時半、場内に予選をキャンセルし、9時にファーストラウンドを開始するとのアナウンスが流れた。天候が悪化するらしい。慌てて応援旗の設置を済ませ、撮影位置へ急ぐ。おそらく選手たちも充分な準備ができない中での試合開始だったであろう。
そうして始まったファーストラウンド。昨日ポイントを獲得した高橋選手のビブナンバーは2番から32番へと一気にフレッシュマンからベテランへと変貌を遂げていた。2日連続のポイント獲得に期待がかかるが、この日のコンディションと急な予定変更のせいか飛距離は精彩を欠き、107m79.9ポイントで2本目に進めず、54位と不本意な結果に終わった。それでも目標としていたW杯ポイントを獲得できた大斗、次のステップに向け着実な一歩を踏み出した。今週末の3試合での活躍が楽しみだ。
一方札幌でのW杯勝利に燃える葛西監督のファーストラウンドは風に恵まれず123.5m119.2ポイント14位で折り返し。トップとの差は10.9ポイント差、どこまで挽回できるか?という声があちこちから聞こえる。今季の葛西監督には、10ポイント差程度なら逆転可能と期待してしまう。なぜなら、それだけの結果を魅せてきたから…
ファイナルラウンド、葛西監督がスタート…K点を軽々と越え、133mで着地。トータル245.2ポイント、8人抜きの6位へとジャンプアップした。ファーストラウンドのコンディションが悔やまれるが、試合後のインタビューでは「悪条件の中でも良い結果を出せた」とあくまで前向きだった。
大会終了後、13時から北海道・札幌スキー連盟の壮行会が開催され、関係者、ファンの皆様からエールが送られ、選手コーチからは決意表明が行われた。
札幌でのワールドカップ勝利とはならなかった葛西監督ではありましたが、初日はキッチリ表彰台を獲得し、2日目は14位から6位までの挽回と見せ場をつくってくれました。これも好調だからこそ!
みなさん、いつもあたたかい応援をいただきありがとうございます!これからもチーム土屋をよろしくお願いします!!
*写真:米田純一
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