名寄市では、昨日の「コンバインドチャンピオン競技大会」に続き「第31回全日本コンバインド大会」が開催されました。本大会にはワールドカップ組の選手も参加。もちろん土屋ホームからは高橋大斗選手がエントリー。高橋選手の健闘や如何に….
名寄での高橋選手は、空中姿勢が安定しないジャンプが続いている。それでも昨日は優勝、そして今日の飛躍も何とか4位につけた。ジャンプでトップの選手は91.0mを飛んでいるだけに、彼本来のジャンプが戻ればもっといけるという思いが浮かぶ。かつては国内のスペシャルジャンプの大会で何度も優勝した経験の持ち主なのだから…..後半のクロスカントリーでは何としても表彰台に上がってほしい。
前半のジャンプで91.0m、90.0mを飛んだトップ2選手はスタート後3位以下を引き離して周回を重ねた。4番手スタートの高橋選手は5,6人の3位集団のなかでチャンスを覗っていた。
3週目、トップ2名の選手は周回遅れの選手をクリアしながら快調なレース展開。一方高橋選手は3位集団の中でのポジションをキープしながら、最後の周回での表彰台奪取を狙う。
ここまで順調なレース展開の高橋選手。4週目で3位集団から抜け出し、ゴール直前での勝負は避けたいところ…..この後、3位集団は隊列を組んだようにコースが続く森の中へと消えていった。
見守る我々スタッフは祈るような思いで4週目の姿を待つ。
ラスト1周、トップで帰ってきたのは2番手スタートの渡部暁斗選手、そして2着が渡部善斗選手。
果たして3位は?…….
見えた!3位集団が戻ってきた。高橋選手は集団から抜け出すことが出来ず、この集団はゴール前で4選手が繰り広げるデッドヒートとなった。
激しいデッドヒートの末、後発の選手2名に抜かれた高橋選手は5位でゴール
写真でお判りの通り、前半から1つ順位を落とし5位でゴールした高橋選手。
後発の選手に抜かれた事は本当に悔しいところだが、ファインダー越しに見た「最後まで諦めない」と言わんばかりの高橋選手の表情に感動を覚えた。
今日の大会にはワールドカップ組も含めた日本を代表する選手が出場した。ここでの5位入賞は心から称えたい。
応援して下さった皆さん、ありがとうございました。
複合の大会は、応援の方が少ないのが残念です。
キング・オブ・スキーと言われるこの競技、是非一度会場でその醍醐味に触れてみて下さい。
名寄スキー連盟のリザルトはこちら=第31回全日本コンバインド大会リザルト
それでは、これからもチーム土屋を宜しくお願いします。
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