今シーズンもいよいよラスト。その締めくくりの大会を吉岡選手が「優勝」で飾った!!
この日は気温の上昇と雨が当初から心配されていたが、幸い雨は降らず、開催可能な状況に。
試技の開始を今か今かと待っていたが、やはり気温が高く、大会役員及び関係者の方たちが懸命に準備するもののアプローチが出来あがらず、試技はキャンセルされた。
それでも、関係者の努力が実り、19時15分から1本目がスタート。
チーム土屋からは吉岡選手と高橋選手がエントリー。まずは高橋選手がビブナンバー27でスタート。
ここのところラージヒルでは調子を崩しているので心配なところだが、今日はどんな飛躍を見せるのか?
結果は97m。17位で1本目を折り返した。写真を見て気づいた人、流石です。FISCHERの板で飛んでいる高橋選手を見るのは初めて。ジャンプ後の本人談では、「1本目はいつもと板が違うので多少恐さがあった。」とのこと。しかし、ジャンプ自体は悪くないので、2本目に期待できそうである。
そして、ビブナンバー62番、吉岡選手の登場!
シーズン前半、ジャンプが安定せず苦しんだが、2月に入ってからは別人のように絶好調。
昨日の大会も安心して見ていられたというのが率直な印象。
その期待通り、124mを飛んだ吉岡選手はトップで折り返し。
今シーズンの彼から感じるのは勢いがあるというよりは、ジャンプが上手くなったということである。それは、悪条件の時に強いこと、そして逆転勝利が多いことがそう感じさせるのかもしれない。
一本目、大会の進捗は比較的スムーズであったが、アプローチの状態はベストとは言えず、2本目の開催が心配されたが、1本目からすこし間隔をあけての2本目開催というアナウンスが場内に流れた。2本目は女子全員と男子上位30名で競われる。
1本目17位だった高橋選手は2本目121mでトータル180.4ポイント、11位まで順位を上げた。大倉山でK点越えのジャンプを見せた彼に今日の印象を聞くと、「1本目はいつもと違う板で、思いっきり行けなかったが、2本目は恐怖心も消え、いいジャンプが出来た」とのこと。国体でも悔しそうな彼を見ていただけに、その笑顔に復活の兆しを感じた。
さて、後は吉岡選手。1本目1位とはいえ、ポイント差はわずかであり、失敗は許されない。
前半4位の小林選手、3位の伊藤選手がそろって132.5m(この日の最長不倒)をたたき出し、トップ2人にプレッシャーをかけた。そして、前半2位の鈴木選手が126.0mで失速し、ラストの吉岡選手のジャンプを残すのみとなった。ドキドキしながら彼の飛躍を見守る。電光掲示板の距離は130.5m!
最長不倒には届かなかったが、今シーズンの彼の勝ちパターンである後半の強さがしっかり出て、冒頭の優勝となった。来シーズンはスタートから調子が出るようにしたいとは本人の弁。まさにその通りである。頼むぞ和也!
また、この日は引退する選手のラストジャンプとセレモニーがあり、長年頑張ってこられた東輝選手も引退されることに。土屋ホームにお住まいというご縁もあり、ここで紹介させていただきます。
東さん、長い間本当にお疲れさまでした。今後は会社の業務に就かれるとのこと、是非頑張ってください。また、この日引退された選手の皆さん、お疲れさまでした。これからの再スタートに向け頑張ってください。
今シーズンもチーム土屋にご声援いただいた皆様、本当にありがとうございました。これから
もどうぞよろしくお願いいたします。
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