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土屋ホームスキー部【TEAM TSUCHIYA】

チーム土屋からのお知らせ

チーム土屋からのお知らせ 

2013年03月02日 (土) 18:49

ノルディック世界選手権ジャンプ(HS134)

2/28開催された世界選手権ジャンプ個人戦(HS134)のレポートがスキージャーナリスト岩瀬孝文氏より届きました。

「葛西を吹き抜ける風」 写真・文:岩瀬孝文

なぜ、そうなんだ。
どうしてそうなるんだ。

ランディングバーンで、バックルをはずしながら、下唇をぎゅっとかみ締め、うつむく葛西。

「また、ですよ。いつもこう」
スタートのときの風に関してだ。

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「13.7ポイント!?なにこれ」
はき捨てるように言うが、けっして愚痴ではない。
不運にまみれている感もあるプレダッツォのLH、夜になるといつもの吹き下ろしの微風が、すーっと吹いてくる。

ウインドファクターがマイナス1.27、出場選手中、トップ3の逆風だ。

またも、風に。
そう言いたくなるのもうなづける。

葛西選手にあたるのは徹底的に良い風か、最悪の逆風、そのどちらかなのである。
NH個人戦では最高の向かい風に、ひたすたウエイティングがかけられ、ストレスがたまり、飛んでみれば、吹き下ろしの風。
なんということだ。

どのように飛距離を伸ばしていけばいいんだ。
これであれば、どの優秀な選手であっても、そう嘆きたくなる。

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LH終了後、強豪オーストリアやドイツ選手は表彰台にはおらず、日本選手は1本目7位につけて最後は10位に終わった伊東大貴。

悔しさに包まれる葛西選手に必要以上に声をかけるのもなんだな、と、あたりをみまわすと、16位に沈んだモルゲンシュテルン(オーストリア)と目が合った。
「まいったね、いやな風だよ。これじゃあ飛距離は伸ばせないって。悪くはない試合なんだけどね、どうも釈然としないね」
歩きながら気さくに肩に手を回してきたので少し驚いたが、キャビンに引き上げる途中に、なんとなく言いたくなったのでは、であろう。

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日本が大好きなモルギだ、ファンになってまうやろ~、か。それも充分にうなずける。
あくまで選手には公平にあたりたいが、やや心が動かされてしまう。

さて、残すはLH団体戦。

チームジャンプのメンバーには選出されている葛西選手。
どこの順番だっていい、普通の風で、あたりまえのように飛べればいい。

大渋滞の街道、椅子と電源がなかったプレスセンター、おい、どこで仕事をしろと、突っ込みたくもなるが、ばりばり言い訳が返ってくるので、もはやうんざりで。
しかも、ほとんど使われないきれいな記者会見場まで用意され、ならばそこを開放しなさいと。。。なぜに立ち仕事になるんだ。あ~、札幌世界選手権やオスロ世界選手権は最高だったな。

なんたってそれを含めてイタリアだもの、と達観しなければならず。ただ、食事が抜群に旨いのだけが救い。
それすらまずかったら、あちらこちらでプレスやフォトグラファー達の暴動が起きているであろうに。

ときがあれば葛西選手と小1時間ぐらいゆっくりと、1杯だけ美味しいイタリアワインをたしなみたいものだ、ここバルディフィエンメにて。
ふと、そんな気分にさせられた宵闇のシャンツェ。

だからどんな風だっていい、最後にすかっと飛んでほしい、プレダッツォで。

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